見つけたのが前すぎてどういう経緯で知ったか忘れましたが、
「GERMS -狙われた街-」というゲームをクリアしました。 わりかしプレミア価格だったのでちょっとしぶってたんですけど、 思いきってみました。 一応賛否あるゲームですが、 どちらかというとクソゲー判定の方が多いみたいですね。 無論そう言われるだけの理由はあるんですけども、 個人的にはめちゃくちゃスキでして、 評価されるべき点もたくさんあると思うんですよね。 というわけで、今回はGERMSについて。ネタバレです。 主人公は新聞記者で、離れていた「街」に戻ってきています。 しかし、「街」では異変が起こっていました。 多くの人々が「変化」による混乱状態に陥っており、 中にはミュータント化して攻撃を仕掛けてくる人も。 記者である主人公のPCには異変に関する情報、調査依頼のメールが届き、 主人公はそれに従って異変の調査を始めます。というのがあらすじ。 システムとしてはまず時間の概念(6倍)があるのと、 睡眠、食事が必要となるので、それなりに動いたあとは、 食って寝て、また次の日に動きはじめるという流れを組むことになります。 太陽のしっぽみたいですね。 あらすじで述べた通りメールで依頼を受けた案件に沿って 移動など行います。マップそのものはかなり広大なので、 最初はかなり戸惑うかと思いますが、慣れです。全部慣れ。 ゲーム上で見る地図はちっちゃくてなんだかわからないので、 説明書付きを手に入れられた方はそちらを見て進めることを推奨します。 で、行く先々で出会う人々、気を付けていただきたいのがセリフの色。 基本的に一般人は水色なんですが、 見た目がただのモブでもヤバい奴のセリフは黄色です。 まあそういうやつは言ってることも概ねおかしいんですけど、 たまにまともなことを言いながらも真っ黄っ黄の人がいます。 攻撃してくる人もいるので、そういう場合は倒さなくてはなりません。 倒せば、その人の残留思念を読むことができます。 残留思念って何? そう、何を隠そうこのゲーム、倒した相手のプロフィールが見られます。 ミュータントが人だったころの話とか、趣味とか書いてあります。ド鬼畜です。 ちなみに、善良な一般市民も攻撃できるそうですよ。 私は善人なのでやってません(シレッ) ちなみにこれ、ゲームオーバーが無くて、 倒されると主人公がミュータントになるんですよね。 敵だったミュータントが友好的にお話ししてくれるようになります。それはそれで面白い。 なおミュータント状態は病院の劇薬で治してもらえます。 ゲーム進める順序もおおよそのフラグさえ立てておけば自由ですし、 街の広さや施設の細かさ、先述の敵プロフィール、 デザインの危ういミュータント、電波な人々、そして雰囲気(殺し文句)。 かなり魅力的な要素が揃っていると思います。 ではどういったところが難点なのか? まず、操作性。とにかく戦闘がやりづらい。 文面だとうまく伝わらないとは思いますが、 視点と進行方向を十字キーで動かしながら進行は△ボタン。 攻撃はR2かL2で構えて、もっかい押して行うので、 スキまみれだし、敵の攻撃が避けづらい。 (しかも攻撃が当たるかどうかは当たり判定ではなく経験値に基づいた確率) それから車ですね。 GERMSは移動手段が徒歩、自分の車、バス、電車、地下鉄と幅広くありまして、 どれで行かなきゃいけないという決まりがないんですね。 好きなように使って行けばいい。さすが自由度が高いです。ここはポイント高い。 のですが、乗って数秒で建物に突っ込む(ヘタクソなのでは?) というのも、文字通りハマッてしまう箇所が多く、 バックしてもハンドル切ってもどうしようもない状況になってしまうんですよね。 そうなると降りざるを得ない。新聞社の助手に電話して、 車を移動してもらうほかありません。まさしく事故車です。 というかぶっちゃけ徒歩でも引っかかることはあります。 それからもう一つ、ヒントの少なさは著しいですねえ。 例えば、NPC同行のイベントとかもあるんですけど、 終わったと思って主人公の支社に帰ったら、 さっきまで同行していたNPCから 「さっきのとこでずっと待ってるんだけど」という旨の電話がかかってきます。 あるいは、一旦休憩しようと思って支社に戻ったけど、 普通に解決していたらしくお礼のメールが届いていたみたいなこともあります。 だいたいボスっぽいのやっつけたらおしまいなんですけど、 そのボスっぽいのが何体もいるっていうのが結構ありまして。 自由度の高さに技術が追いついていないこととその難易度。 これらがクソゲーと呼ばれる所以なのではと思います。 ストーリーも設定そのものは珍しいとは言えないですし。 まあラストは唐突すぎて「えっ!?!!!」ってなりましたけど。 そこが掘り下げられることもなく・・・。 ただ、何様なんだと思われてしまうかもしれませんが、 やりたかったことはめちゃくちゃ伝わってくるんですよね。 専門的なところはわかりませんが、技術の進んだ今だからこそ、 こうしたかったんだろうなあというのがわかる。好感度高いです。 過去にマザー3が64で開発中止になりましたが、 当時のインタビューとかを集めてみると、 ゲームをリアルタイムで動かすっていうのが、 本当に夢のようで魅力的だった時代なんだろうなと思います。 めちゃくちゃ語ってしまいましたが、 難点をもってしてもかなわないくらい、魅力的な部分が大きいゲームでした。 雰囲気で掴まれたら買いだと思います。あとは根気よく。 さーて、仕事だ・・・。 PR |
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